
冬の寒さが一段と深まる中、多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
私たちCLOVER BIZ CONECTは、「人と人、街と地域が自然に出会い、つながりが生まれる場をつくる」こと、そして第一産業や生産者の方々が抱える課題を伝え、応援することで地方創生につなげていくことを目的に活動しています。
「地方創生」という言葉はよく耳にしますが、私たちはそれを特別な取り組みではなく、日常の中で地域と接点を持ち続けることの積み重ねだと考えています。
ジビサケスタンドは、単なる飲み会ではありません。
日本酒という「文化の記憶」と、ジビエという「命の循環」に触れていただく体験の場です。
近年、ニュースでも頻繁に取り上げられている熊をはじめとする獣害問題。
人里への出没や被害が報じられる一方で、その背景には、里山の荒廃や担い手不足、自然と人との距離が少しずつ離れてきた現実があります。
当日ご提供した熊肉も、そうした獣害対策の現場で捕獲された命の一部です。
「危険だから排除する」だけではなく、
その命をどう受け止め、どう次につないでいくのか。
ジビエとしてきちんといただくことは、命を無駄にせず、人と自然が再び向き合うための一つの選択肢だと、私たちは考えています。
当日は、1月ならではの新春と里山を感じるジビエ料理をご用意しました。
熊・猪・鹿を一皿で味わえる「山の恵み 三獣盛り」では、それぞれの肉質や香りの違いを食べ比べていただき、野生の個性を体感していただきました。

発酵のやさしい旨みが広がる「白菜の雪どけ塩麹」や、ジビエのコクを活かした「山里きんぴら」など、里山の暮らしを思わせるおつまみも好評でした。
また、新年の開催に合わせてご用意した「ジビサケおせちプレート」では、鹿ローストを中心に、黒豆や紅白かまぼこ、伊達巻を盛り込み、日本酒とともに“祝い”の雰囲気を楽しんでいただきました。

締めには、鹿だしの旨みが身体に染み渡る「山の恵み雑煮」。
寒さ厳しい1月の夜に、命の恵みを感じながら心まで温まる一杯となりました。
お酒は、全国各地の酒蔵から個性豊かな日本酒をラインナップ。
キレのある辛口が印象的な「ばくれん 超辛口 大吟醸・生」、やさしく寄り添う味わいの「のろり 特別純米・生」、みずみずしく上品な香りの「雪の茅舎 純米系・生」をはじめ、「七賢」「景虎」「蔵心」「讃岐クラウディ」「天明 Sora(低アル純米)」など、幅広くお楽しみいただきました。

また、冷え込む1月の夜には「ばくれん 超辛口 大吟醸・生」を熱燗でご提供し、体と心がほどける時間となりました。
後継者不足に悩む酒蔵の現状。
獣害として処理され、行き場を失ってしまう命の現実。
それらを「ニュースの向こう側の話」で終わらせるのではなく、実際に味わい、語り合うことで、自分ごととして考える。
この場が、日本の文化や地域課題、人と自然の関係性について立ち止まる”交差点”となることを、私たちは目指しています。
日本酒とジビエをきっかけに生まれた対話や出会いが、文化や命を未来へつなぐ新たな循環の一歩になることを、私たちは信じています。
今後もCLOVER BIZ CONECTは、地域の食や文化を実際に体験できる場を通して、都市と地方をつなぐ関係性を育てていきます。
改めまして、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしています♪
当日の雰囲気↓



