ジビサケスタンド

ジビサケスタンド

ジビエと日本酒で、日本の“今”をちょっと味わう夜

日本酒は昔から好きで、よく飲んでいました。
味わいや香りの違いが分かるようになるのが楽しくて、
ラベルのデザインにも個性があって、
料理に合わせて選ぶ感覚も心地よかった。

ただ、周りを見ると日本酒を飲む人はあまりいませんでした。
飲みに行って日本酒を頼むと、
「珍しいね」「渋いね」と必ず言われる。

理由を聞いてみると、
大学時代の飲み会で“無理な飲み方”をさせられて嫌いになったとか、
「日本酒はおじさんが飲むイメージ」が抜けないとか、
ネガティブな印象を持っている人が想像以上に多かった。

自分が感じている日本酒の魅力――
多種多様な味わい、繊細な香り、料理との相性、
そして美しいラベルの世界観。
それらがほとんど伝わっていないことに、
なんとなく“違和感”を覚えていました。

「こんなに面白い飲み物なのに、
なんでここまでイメージに差があるんだろう?」

その気づきが、最初の小さな出発点でした。

そんな頃、行きつけの店主から
「この蔵、来年は仕込みが難しいらしい」と聞きました。

軽く聞き流すつもりが、その言葉が妙に引っかかり、
帰ってから調べてみると、
酒蔵は毎年のように減っていて、
その背景には 原料米の生産不安定 という課題があることを知りました。

さらに驚いたのは、農作物への 獣害被害が年間180億円以上 にのぼるという現実でした。
米も例外ではなく、田んぼが一晩で荒らされてしまうこともある。
農家さんの苦労を想像すると、
これが酒造りにも影響するのは当然でした。

“日本酒の問題だと思っていたものが、
実はもっと奥にある一次産業全体の問題につながっている。”

そう感じた頃、たまたま知人の飲食店の仕込みを手伝う機会があり、
その日扱っていたのが ジビエ でした。

猟師さんの話を聞くと、
農家さんがどれほど獣害に悩まされているか、
そして捕獲された動物がジビエとして活用されている流れまで、
調べてきた内容とぴったり重なりました。

日本酒、米づくり、獣害、ジビエ、一次産業の人々。
バラバラだった点が線になり、
自分の中に「伝えなければ」という気持ちが生まれました。

日本の一次産業は、静かに深刻な課題を抱えています。

● 酒蔵の減少
・清酒製造免許場は現在 1,544場(ピーク時の半分以下)

・1999年→2019年で 2,007社→1,235社 に減少
= 毎月約3蔵が消えている計算
https://prtimes.jp/story/detail/xgYkPEI9M7b

● 日本酒の出荷量の縮小
若者の酒離れ・嗜好の多様化・人口減少が影響
https://www.toyosushachu.com/?p=155

● 米づくりの担い手不足
酒米の安定供給が難しくなっている
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syokuryo/attach/attach/pdf/250326-71.pdf

● 農作物の獣害
鹿・猪などによる被害額は 年間180億円以上

日本酒、農業、獣害、生産者、地域文化。
すべてが別々の問題に見えて、実はしっかりつながっています。

日本酒のことを知りたいと思って調べ始めたことが、
気づけば一次産業全体の課題へつながっていました。

その背景を知ってしまうと、
単に「日本酒が好き」という気持ちだけでは収まらず、
一次産業の方々を応援したい という想いが生まれました。

とはいえ、難しい話だけを伝えても届かない。
まずは“美味しさ”を入口に、
自然と背景に興味が湧くような場を作りたい。

そこで、
日本酒とジビエを一つの空間に並べ、
楽しみながら知れる、応援につながるイベント
として企画したのが ジビサケスタンド です。

ジビサケスタンドは、
ただ飲んで終わりではなく、
“その奥にいる人たちの存在が見える体験” を重視しています。

・日本酒とジビエのペアリング
・酒蔵・農家・猟師のストーリー紹介
・一次産業の現状を自然に理解できる仕掛け
・生産者と都市生活者をつなぐ空気感
・背景のある食材を味わう特別メニュー

楽しんでいるうちに、
「この人たちを応援したい」と思える構造になっています。

美味しい時間が、そのまま生産者の支えにつながる――
そんな場所を目指しています。

ジビサケスタンドはスタート地点です。
ここから先に描いている未来があります。

それは、
日本酒とジビエを気軽に楽しめて、
生産者のこだわりや日本文化が自然と伝わる“バー”をつくること。

・全国の酒蔵の想いが伝わるセレクト
・獣害課題から生まれたジビエを、美味しく学べる料理
・日本文化・伝統が感じられる内装や空間デザイン
・一次産業のストーリーがそっと息づく展示や仕掛け

訪れた人が
「日本って面白いな」「もっと知りたいな」
と思えるような場所。

ただ飲むためのバーではなく、
日本をもっと好きになるきっかけが生まれる場所。

その場を通じて、
都市、店舗、生産者がゆるやかにつながり、
応援の循環が広がっていく未来をつくりたい。

ジビサケスタンドは、
その未来への大事な一歩です。


開催概要

日付:下記フォーム参照
時間:下記フォーム参照
エリア:新宿近辺(詳細な住所は参加確定後にご案内します)
参加費:3,000円(税込)
形式:立席スタイル
人数規模:80名ほど

勧誘・売り込みについて
安心して過ごせるよう、以下のルールをお願いしています。

・イベント後の、しつこいDMや勧誘もNG
・過度な営業・勧誘行為は禁止
・相手が望んでいない商品・サービスの売り込みは禁止

参加申し込みフォーム